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2500年の歴史をもつスポレートの町には多くの見所があります。
イタリア全土にわたっても、ローマ時代から18世紀までに渡る豊かな史跡を持つスポレートのような町は数えるくらいしかないでしょう。
以下は大聖堂を出発点とする観光のためのガイドです。
この順路に従って見学すると、大まかのスポレートの観光スポットを効率よく見ることが出来ます。
- 大聖堂とその広場
- 城塞と塔の橋
- メルカート広場周辺
- ローマ劇場とマッツィーニ通り
- サン・グレゴリオ教会と城壁
- サン・サルヴァトーレ教会とサン・ポンツィアーノ修道院
- サン・ピエトロ教会とサン・パオロ教会
イタリアでも特に美しい広場と語られるドゥオーモ広場はスポレートの町の中でも高い場所に位置しています。
正面からその広場へは、緩やかで長い下りの階段が導きます。
脇にはルネサンスの建物が並び、そして大聖堂が広場の奥にそびえています。
広場から更に高い位置にはスポレートの城塞を望むことが出来ます。
大聖堂(Cattedrale di S.Maria Assunta)は1175年ごろから建築が開始されたロマネスク様式ですが、異なる時代の建築物が合わさった複合的な建物となっています。
現在のファザードは1200年に作られたものですし、鐘楼は12世紀のもの、ポルティコ(柱廊)は1491〜1504年に作られたものです。
ドゥオーモの柱廊や内部の建材として使用された石材にはローマ時代の彫刻のある石が多く使用されています。
大聖堂のファザードには8つのバラ窓(12世紀)以外、「聖母マリアと洗
礼者ヨハネにはさまれた祝福する王座のキリスト」のビザンチン様式のモザイクが目を引きます。
大聖堂の内部はバロック様式です。
身廊中央と後陣中央にある美しい床のモザイクはオリジナルのロマネスクのものです。
教会に入ってすぐ右手にはエローリ礼拝堂があります。
ピントゥリッキオ(1497年)とその他15世紀の画家によるフレスコ画が描かれています。
ロマネスク建築の後陣には、フィリッポ・リッピとその弟子たちによる聖母マリアの一生を題材にした素晴らしい一連のフレスコ画(1467-67年)があります。
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このフレスコ画はフィリッポ・リッピの代表作の一つとされ、登場人物には当時のスポレートの人物がモデルとして描かれたそうです。 「受胎告知」・「聖母マリアの死」・「聖母マリアの戴冠」のフレスコ画は最近修復されたばかりで、その色使いや人々の表情や姿かたちは感嘆を禁じ得ないものです。 |
| 広場に面し、大聖堂の横、サンタ・マリア・デッラ・マドンナ・ドーロ教会()があります。 ネオクラッシック様式の八角形の建物で16〜17世紀に建てられたものです。 内部には14世紀の興味深い洗礼盤があります。 |
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ドゥオーモから更に上ると、スポレートの城塞「アルボルノズィアーナ城塞」(Rocca
Albornoziana)へとたどり着きます。
この城塞は町から十数キロ離れたところからも見えます。
建築されたのは1359年で、もともと存在していたロマネスクの建物をそのまま使用して建てられ、6つの塔と2つの回廊があります。
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ぜひともこの城塞を訪れてみてください。高台にある城塞からの眺めは非常に素晴らしく、晴れた日にはアッシジやペルージャまで見ることが出来ます。また、内部の部屋を見学することも忘れることは出来ません。「il Salone della Feste」「la Camera Picta」には15世紀に描かれた世俗の題材を扱ったフレスコ画があり、珍しいものです。 |
| 城塞から、緑に包まれた小道を更に歩いてゆくと、塔の橋(Ponte delle Torri)に着きます。その眺めはなかなか壮大なものがあります。橋の原型は3世紀に作られたローマ建築にあり、大きな石を積みあげて作られています。この橋の長さは236メートル・高さは90メートルで、水道橋であり、また、人が通行するための橋でもありました。もちろん、今でも橋の上を通行することが出来ます。 この橋からアペニン山脈の森の中の散策道へと行くことができます |
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城塞方面からもとの道へと戻ってくると、司教館(Palazzo Arcivescovile)があり、この中庭にサン・エウフェミア教会(la
Chiesa di S. Eufemia)があります。 7世紀前半に建てられたもので、ロンバルド-ヴェネト様式の影響を受けたスポレート様式のロマネスク建築です。 内部は完全にオリジナルのままで、上部にあるマトロネオ(婦人室)は非常に興味深いものです。 |
| 市庁舎の近くにはローマの家(Casa Romana)があります。紀元前1世紀のローマ時代の家のあとで、紀元後2世紀には既に修復されるくらいに古くからあるものです。 おそらく、ヴェスパシアーノ帝の母、ヴェスパシア・ポッラの所有だったと考えられています。床にはモザイクがあり、その時代の貴族の家の典型的な特徴(井戸・中庭・家族が集まるための大きな部屋・4つの部屋等)があります。 |
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| 更に道を下ってゆくと、メルカート広場(Piazza del Mercato)にでます。 ローマ時代フォロがあった場所で、市民生活を送る上で非常に重要な空間でした。 今日に至るまで、この広場は町の中心としての顔を持っています。 広場にはバロック時代の噴水もあります。 ここでは毎朝小規模ながら果物や野菜を売る市場がたっています。 |
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広場からはマッツィーニ通り(Corso Mazzini)に行くことができます。 この通りはスポレートのメインストリートの一つで、日曜には多くのスポレート人が散歩しています。 この道はバロック建築の教会サン・フィリッポとローマ劇場のあるリベルタ広場の間をつないでいます。 ローマ劇場(Teatro Romano)は紀元後1世紀に作られたもので、現在でも夏の間、コンサートやバレーなどの催しに使用されています。 |
| リベルタ広場から町の高みへ向かって再び上ってゆくと、聖アンサノ教会(Chiesa
di Sant'Ansano)があります。 この教会は異なる時代の建築が複合されたもので、外側にはAC1世紀頃のローマ時代の神殿の名残が見られます。 内部には5世紀の回廊がありますが、18世紀に全面的に改築されています。 身廊は一つでフレスコ画が描かれています。 |
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| また11〜12世紀頃の聖イサクの地下礼拝堂があります。この地下礼拝堂は尖頂式の天井のある3つの小さい身廊からなり、壁面や後陣に重要な12世紀のフレスコ画の断片が残されています。 この教会の横にドルーソとジェルマニコの凱旋門(l'Arco di Druso e Germanico)があります。紀元後23年頃にティベリウス帝の子供たちの小ドルーソとジェルマニコを称えて建てられたものです。 |
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スポレートの歴史的地区の中でも低い位置にあるガリバルディ広場(Piazza Garibaldi)は、地元の若者の待ち合わせの場所となっています。
この広場に面してサン・グレゴーリオ・マッジョーレ教会(Chiesa di San Gregorio
Maggiore)があります。
11世紀の終わりのロマネスク建築でファザードには一つの窓と3つのゴシック式の壁がんがあります。美しい入り口と重々しい鐘楼が印象的です。
内部は3つの身廊からなり、壁面は15世紀のフレスコ画で飾られています。
地下には興味深い礼拝堂もあります。
サン・グレゴリオの近くに現在はごく一部だけしか見れませんがローマの円形劇場(l'Anfiteatro
Romano)があります。
2世紀の建造物で、115×85メートルの10個のアーチからなっていました。
スポレートの町は2つの城壁に囲まれています。
最も古い城壁はアク
ロポリを囲んでいたもので、町の最も高い位置にあります。
チェチリ通り(Via Cecili)ではこの城壁を見ることが出来、また建築された年代の違いを目にすることが出来ます。低い位置は大きい多角形の石灰岩の塊で出来ていて、紀元前4世紀頃ローマ時代以前のものです。
壁の真ん中は四角い石を積み上げて出来ていて、紀元前241年の植民市建設の時代に遡る監視塔の跡も残されています。
その上の小さい石で出来た部分は紀元前1世紀後半に作られた部分です。
一方、中世の城壁は町のある丘の裾野を取り囲むように作られ、現在でもほぼ完全な形で残されています。
古い城壁からそれほど離れていない場所に、14世紀に造られたもとサン・ニコロ教会(l'Ex
Chiesa di S. Nicolo`)があります。
この教会は今は学会・展覧会等イベントの行われる場となっています。
ゴシック建築で回廊と美しい多角形の後陣が見所です。
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中世の城壁の外側、現在の墓地の中には、スポレートで最も古い教会、サン・サルバトーレ教会(Basilica
di San Salvatore)があります。 この教会は紀元後4世紀に起源があり、イタリアにおける初期キリスト教の最も重要な史跡の一つでもあります。 ファザードは3つの豊かに装飾された優美な入り口が特徴です。 内部はドーリア式の柱に分けられた3つの身廊からなり、内陣はコリント式の高い柱が丸天井を支えています。 主たる後陣は円形で、二つの四角い後陣にはさまれています。 サン・サルバトーレからオリーブ畑の小道を通ってスポレートの守護聖人を祭ったサン・ポンツィアーノ修道院(Chiesa e Monastero di San Ponziano)にたどり着くことが出来ます。 |
| 3つの身廊と3つの後陣があり、12世紀にロマネスク様式で建てられたものです。 教会のファザードは重厚、かつ優雅なものです。 地下礼拝堂は見逃すことができません。 5つの小さい身廊と尖頂式の天井のある後陣があり、そこに14〜15世紀のフレスコ画が残されています。 |
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このオリーブの小道を通り、豊かな谷をさらに進むと、町の南、サン・ピエトロ教会(Chiesa
di San Pietro)に到着します。
ロマネスク様式の教会で、古いフラミニア街道とモンテルーコへ向かう道が交差する場所の近くにあります。
この交差する道路を上ってゆくと、17世紀の階段の上に教会がそびえています。
この教会は5世紀に起源があり、特に注目すべきファザードは12〜13世紀に増築されています。
このファザードには3つの入り口と3つのバラ窓がありますが、それを飾る四角い見事なレリーフによって特徴的なものとなっています。これらのレリーフは象徴物を通じて、旧約・新約聖書をあらわしていますが、ほとんど善と悪の対比の物語になっています。
町から離れた場所にある丘の上にサン・パオロ教会(S. Paolo Inter Vineas)があります。ロマネスクの建築で10世紀にベネディクト派の修道院として改装、12〜13世紀に更に美しく手が加えられました。
内部は3つの身廊からなり、コリント式の柱頭のある柱があります。壁面には一連の13世紀のフレスコ画が描かれています。
ファザードには美しいバラ窓があります。
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